フランスは世界で1、2を誇るワイン大国です。生産量ではイタリアと競合状態 ですが、最高級のワインの質の高さに置いては他に類をみません。 フランスのワイン作りの歴史はおよそ2千年以上前にさかのぼり、ギリシャ 、ローマ人によってもたらされたと言われています。 したがって、フランス人にとってワインは生活に密着した非常に重要な飲 み物です。それはフランス独自のワイン法をみると明らかで、それは以下の4 っのカテゴリーにワインを分類しています。
AOCワイン(原産地統制呼称ワイン) ワイン法で定められた、特定の地域で、数多くの基準にパスしたものに与え られる名称。A0Cは非常に細かく定められていて、原則として、この範囲が狭 いほど、より格の高いワインとされています。例えば、AOCボルドーというの は、ボルドー地域であれば、どこで作っても良いのですが、AOCポイヤックと なるとポイヤック村で作られたという事が証明されている事で、より高い格の A0Cという事になります。これがブルゴーニュですと、AOCブルゴーニュ→村名 (ジュブレイ シャンベルタン等)→畑名(マジ シャンベルタン)と特定の 範囲が狭くなればなるほど、格の高いワインということができます。(あくま で、原則であり、実際はそれ以上に作り手や作られた年の影響が大きいのです が・・) VDQSワイン(原産地呼称ワイン)AOCのワインに比べるとゆるい基準の もとに作られるワインです。 ヴァン ド ペイ (地ワイン)AOCの指定地域以外のワインです。有名な ところでは、ランドックやルーション、ミネルボアなどがあります、原則とし て記名の地域以外の葡萄の使用は禁止されています。近年、品質向上がめざま しいヴァン ド ペイが多く、掘り出し物もあります。 ヴァン・ド・ターブル (原産地無記名ワイン)複数の異なるワインのブレ ンドが許可されています。多くは、安ワインですが、中には面白いものもあり ます。 |